スピリット・オブ・エクスタシー100周年記念 パレード&アフタヌーンティーパーティー

ロールス・ロイス&ベントレーデイに併せ、スピリット・オブ・エクスタシー100周年を祝うパレード&アフタヌーンティーパーティーがニコル・モーター・カーズの主催により華々しく行われました。

パーティーは、ロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜の七澤玲司ブランド・アンバサダーの歓迎の挨拶に始まり、和田会長・米川西日本支部長兼RREC 日本支部長がオーナー代表としてフライングレディーを称える祝辞を述べ、展示された特別仕様のファントムクーペ&ゴーストと併せ、英国の著名な写真家ランキン氏の美しい作品をゆっくりと鑑賞させて頂く極めて優雅なひとときとなりました。

また、一日中赤レンガ倉庫の潮風に晒され、加えてパレードランでは勢い良く屋根を開けて走ってきたドロップヘッド組の冷え切った身体にとっては、薫り豊かで温かなアフタヌーンティーが何よりもありがたい饗応となりました。

世界で最も美しく、かつ有名な自動車用マスコット「スピリット・オブ・エクスタシー」の由来については、エレノア・ソーントン女史とロード・モンタギュー公との怪しげな関係等を筆頭にこの一世紀の永きに亘って諸説が囁かれてきました。

しかし、今般のパーティーに寄せられた和田会長と米川代表の祝辞は、オーナーならではの深い想いが熱く語られ、加えて、あたかも両者が入念な事前打ち合わせを済まされていたかのような巧みなストーリーの展開が創出されました。

先ず、和田会長からは「私のシルバーゴーストには、マスコットが備わっていないんです。スピリット・オブ・エクスタシーがロールスロイスの公式フードマスコットとして採用された1911年よりも古いもんですから」と会場の笑いを誘い、続いて米川代表からは、年々小さくなっていくグリルに合せてダウンサイズしていくエレノア女史と年齢と共に腰を屈める角度が深くなっていく微細な変化にも言及され、この100年間のスピリット・オブ・エクスタシーの変遷の良い勉強の場となりました。

フレームからモノコック、そしてスペースフレームへと車体の造りは大きな変化を遂げていますが、スピリット・オブ・エクスタシーは恐ろしく手の込んだロストワックス工法により一貫して手作業で今なお造り続けられています。

会場にはRRBOC、RREC、RROC、そしてBDCのメンバーも集い、文字通りの大集合となりました。何れにしても、車を愛する気持ちは同じですので、自然と会話も弾みます。

紳士・淑女とブランニュー・ロールスロイスの集うニコル・モーター・カーズのショウルームは、さながらセレブリティーパーティー会場と化していました。

ロールスロイス&ベントレーデイ→横浜市内のパレードラン→ニコル・モーター・カーズでのアフターヌーンティーパーティーのコースが今後も定着しますよう、切に願っています。